Shopify(ショッピファイ)では、商品ごとにサイズやカラーなどの情報を設定する必要がありますが、商品の種類が増えるほど、情報を整理して登録する作業は複雑になりがちです。そこで活用したいのが、Shopifyの標準的な商品分類です。商品を適切なカテゴリーに分類し、関連する属性を設定することで、商品情報を効率よく管理できます。
本記事では、Shopifyの標準的な商品分類の仕組みやメリット、設定方法、利用する際の注意点についてわかりやすく解説します。

Shopifyの標準的な商品分類とは
Shopifyの標準的な商品分類とは、商品をカテゴリーや属性に基づいて整理するための仕組みです。26以上のビジネス分野を対象に、1万以上の商品カテゴリーとそれらに関連付けられた1,000以上の商品属性が用意されており、商品カテゴリーは大きな分類からより具体的な分類へと階層化されています。
たとえば、椅子を販売する場合、商品は「家具>椅子>キッチン&ダイニングチェア」のような階層に沿って分類されます。
商品カテゴリーが継続的に更新される
Shopifyの標準的な商品分類は固定されたものではなく、事業者やパートナーからのフィードバック、ストアでの商品属性の利用状況などをもとに、継続的に改善されています。新しいトレンドや商品の変化も反映されるため、常に実際の販売環境に合った分類を利用できます。
また、分類体系が更新されても、日々のストア運営に影響が出ないよう、既存の体系との互換性が維持されるため、追加された新しい商品属性をすぐに活用できます。
Shopifyの標準的な商品分類を使ってできること
Shopify Magicが商品カテゴリーを提案できる
商品を登録する際、商品の名称や説明、画像などの情報をもとに、Shopify Magic(ショッピファイマジック)のAI機能が適切なカテゴリーを提案するため、設定の手間が減ります。AIが提案したカテゴリーはそのまま適用できるほか、必要に応じて手動で別のカテゴリーに変更することも可能です。
商品カテゴリーに応じた属性を表示できる
商品カテゴリーを設定すると、関連する属性が表示されます。たとえば、「椅子」を設定すると「カラー」「座席タイプ」「椅子の特徴」などが表示されます。
Shopifyでは、これらの属性をカテゴリーメタフィールドとして管理します。選択したカテゴリーに応じて必要な項目が自動的に定義されるため、商品ごとに属性を一から設定する手間を省けます。
商品ごとに属性を設定できる
商品によって必要な情報は異なるため、カラーやサイズなどの特徴に合わせてバリエーションを設定できます。
たとえば、白一色のバースツールで複数の高さを展開する場合は、高さをバリエーションとして設定できます。一方、ローテーブルでは、サイズを1種類に固定し、カラーのみ複数のバリエーションを用意することが可能です。
属性値の登録ができる
属性には、それぞれ具体的な値を設定できます。たとえば、カラーという属性に白や赤、青などの値や、独自のカラー名を設定することが可能です。
登録した属性値は、ほかの商品の作成・更新時に再利用できるため、属性値を一元管理でき、同じ情報を何度も入力せずに済みます。

Shopifyの標準的な商品分類を利用するメリット
商品の作成や分類を効率化できる
Shopifyの標準的な商品分類では、商品カテゴリーや属性、属性値などの商品情報について、Shopify MagicのAI機能を活用した提案を受けられます。これにより、商品登録時の手間や入力ミスを減らし、カタログ全体で表記やフォーマットの一貫性を保ちながら商品情報をスムーズに管理できます。
カテゴリーメタフィールドを使って商品オプションやバリエーションを設定できるため、カラーやサイズ展開のある商品も効率よく登録・管理できます。
商品を見つけてもらいやすくなる
商品カテゴリーや属性を設定すると、顧客は探している商品に迷わずたどり着けます。たとえば、「素材」や「サイズ」などの条件を指定して商品を絞り込めるので、求めている商品がすぐに見つかります。
さらに、商品カテゴリーや属性を条件にしてコレクションを作成することもできます。特定のカテゴリーの商品や、特定のカラーの商品だけをまとめて表示できるため、商品数が多いストアでも効率よく絞り込めます。
複数の販売チャネルで商品を販売しやすくなる
Shopifyの標準的な商品分類を利用すると、GoogleやFacebookなど、固有の分類規格を持つ外部の販売チャネルとも高精度でデータを連携できます。商品情報を共通の基準で一元管理できるため、複数の販売チャネルに商品を展開する際も、二重入力の手間が省け、効率的に運用できます。
たとえば、FacebookやInstagram(インスタグラム)では、Shopifyの商品をFacebookやInstagramのカタログと同期でき、Google商品カテゴリーやそのほかの商品データもMeta(メタ)の商品カタログに同期されます。

Shopifyの標準的な商品分類を設定する方法
商品管理画面から商品カテゴリーを選択する
Shopifyの商品カテゴリーは、商品ごとに管理画面から設定できます。
- Shopifyの管理画面から「商品管理」を開く
- カテゴリーを設定したい商品を選択する
- 「カテゴリー」欄で商品カテゴリーを入力する
- 表示された候補から、商品に最も適したカテゴリーを選択する
- 「保存」をクリックする
カテゴリーに応じた商品属性を設定する
商品カテゴリーを設定すると、そのカテゴリーに対応したカテゴリーメタフィールドが表示されます。
たとえば、「アパレル・アクセサリー>ファッション>トップス>シャツ」というカテゴリーを選択すると、「服のサイズ」「ネックライン」「袖丈のタイプ」など、シャツに関連する属性を設定できます。
複数の商品カテゴリーを一括で設定する
商品数が多い場合は、商品カテゴリーを1つずつ設定する必要はありません。Shopifyの管理画面では、複数の商品を選択して一括編集できます。
- 「商品管理」から対象の商品を選択する
- 「一括編集」をクリックする
- 「商品カテゴリー」列を表示して、それぞれの商品に適したカテゴリーを設定する
- 「保存」をクリックする

Shopifyの標準的な商品分類を設定するときの注意点
- Shopifyの商品分類にあるカテゴリーを選択する:Shopifyの商品分類に登録されているカテゴリーから、商品に最も適したものを選択しましょう。標準的な商品カテゴリーを設定すると、商品がShopifyの管理画面全体で認識され、関連する属性の設定や一元管理が可能になります。独自のカテゴリーを設定すると、こうした機能を十分に活用できないため、できるだけ標準的な商品カテゴリーを使用しましょう。
- 商品に最も適したカテゴリーを選ぶ:カテゴリーは商品の主な用途や機能を基準に選択します。複数の機能を持つ商品でも、主な用途とは異なるカテゴリーを選ばないように注意しましょう。たとえば、時計にライトなどの機能が付いていても、主な用途が目覚ましであれば「目覚まし時計」に分類します。
- できるだけ具体的なカテゴリーまで設定する:大まかなカテゴリーだけでなく、商品の特徴に合った下位カテゴリーまで設定しましょう。適切な下位カテゴリーを選択しておくと、その商品にぴったり合った属性を定義・活用でき、顧客も目的の商品を見つけやすくなります。
- 商品カテゴリーと商品情報が合っているか確認する:商品カテゴリーを変更すると、カテゴリーに紐づく属性にも影響する場合があります。特に、カテゴリーメタフィールドを設定している商品は、適切なカテゴリーが反映されているか確認しましょう。
- CSVで登録する場合はカテゴリーの指定ルールに注意する:CSVで商品カテゴリーを登録する場合は、カテゴリーIDまたはパンくずリスト形式のいずれかで指定する必要があり、両方を併用することはできません。
- 商品カテゴリーを設定しない場合は「未分類」になる:カテゴリーを設定していない商品は「未分類」として保存されます。未分類のままでは属性の自動表示などの機能を活用できないため、必ず各商品に合ったカテゴリーを設定しましょう。
- 販売チャネルとの連携も考慮する:各チャネルで正しく商品が認識されるよう、適切なカテゴリーと商品情報を設定することが重要です。
まとめ
Shopifyの標準的な商品分類は、商品情報を共通の基準で整理し、カテゴリーや属性の設定を簡略化する仕組みです。適切な商品カテゴリーを設定することで、商品情報を効率よく管理できるだけでなく、コレクションの作成や商品検索、ほかの販売チャネルとの連携にも活用できます。
商品を登録する際は、商品の主な用途や特徴に合った、具体的なカテゴリーを選択することが大切です。Shopify Magicによる自動提案も活用しながら、商品に適したカテゴリーや属性を設定しましょう。
Shopifyの標準的な商品分類に関するよくある質問
商品カテゴリーと商品タイプの違いは?
商品カテゴリーはShopifyが定めた標準的な分類であるのに対し、商品タイプはストア独自の分類です。税金の自動計算やほかの販売チャネルとの連携などに活用できる商品カテゴリーを設定したうえで、ストア独自のカスタム分類ができる商品タイプを組み合わせることもできます。ただし、1つの商品に対し、商品カテゴリーと商品タイプはそれぞれ1つしか設定できません。
Shopifyの商品カテゴリーはあとから変更できる?
Shopifyの商品カテゴリーはあとから変更できます。商品の仕様や用途が変わった場合などは、現在設定しているカテゴリーが適切か見直しましょう。
Shopifyの商品カテゴリーを設定すると、税率を正確に適用できる?
Shopify Tax(ショッピファイタックス)を使用している場合、商品を適切なカテゴリーに分類することで、チェックアウト時に正確な税率が適用されます。




